紺地にオレンジの花のオールオーバー柄。バルーチの絨毯。
しなやかで油を含んだウールで織られてしっとりとしている。
足触りもいい。
厚みはそれなりにあるのに、このしなやかさは、もし階段に敷けば、
パタパタときれいに段を沿うだろうと思えるほど。

きまぐれで入れられたような紫がかった赤も目を引く。
機械で精密に作られたものでは出せないゆるさも魅力。
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フィールドのグレーがかった紺のアブラッシュが深みと透明感を与えて
オレンジとベージュの柄が浮き上がるように見える。
タイトルの「光る」というのは、バルーチの絨毯が暗闇の中に
光が浮かび上がるようなモチーフが多いのでつけてみたもの。
ベージュの部分(実際のほうが茶色い)は、キャメル色。
そのままらくだの毛かも。

ボーダーの太さや色のバランスが心地よい、全体的に整った、とてもデザイン性の高い絨毯。
このくらいのサイズの絨毯は部分敷きにして、いろいろと組み合わせると楽しい。
バルーチ同士ならもちろん雰囲気は合うけれど、
合わせてしまえば結構なんでも大丈夫なのも絨毯のおもしろいところ。
(着物と帯の組み合わせみたいに。自由。)
こんな風に全然違うものを重ねてしまっても、それはそれであり。
整然とした並びと藍色は和にも合うけれど、まあ和室では少しありきたり。
例えば。
無印の家具が好きで無印で全体にまとめているけれど、
でもどことなく味気ないな、遊びや個性や深みが欲しいなとか思っている、
そんな場合にこんな感じのものを一つ置いてみると、
ギュギュっと全体が引き締まり、そして色気のあるインテリアになると思う。
高い家具をそろえるより、そして高い家具のインテリアを整える難しさもなく、
手軽に個性的な落ち着いたインテリアに整えてくれる万能ラグ。
バルーチの絨毯なら、ペルシャ絨毯のように目の飛び出るような価格でなく、
種類も豊富、日本人も好む落ち着いた濃いめの色合い、
手に入れることもそれほど難しくないので、おすすめです。
こちらは素敵なトライバルラグをたくさん販売されている絨毯屋さんの
ウェアハウスにて、絨毯の山の中からピンときて購入させていただいたもの。
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