fast fashion, slow interior...?


二子玉川ライズのH&Mの2F。

ここは絨毯天国です。
赤いカシャン柄のペルシャ絨毯が、広いフロアに総数なんと20枚以上(?)も!


すべて同じような赤いペルシャですが、手織りなのでもちろん少しずつデザインも違っていて、
この2枚だけ見ても、コーナーのデザイン、ボーダーのデザインを見るとはっきりと違います。

写真にうつるチェックのシャツは2490円。
レディースもワンコインから買えたり、今までの常識では考えられない値段の
いわゆるファストファッション。

流行のものを安く、短いサイクルで買い替えていくH&Mのようなお店に、
高価で一生もの、しかも最もトラディショナルなカシャン柄のペルシャ絨毯が大量にあるという対比は、
とてもおもしろいものです。

ペルシャ絨毯を置くことで、安いものをバーゲンセールのように買ってもらうのではなく、
雰囲気も楽しみながら買い物ができる場所にしようという気持ちも伝わってきます。
また、どうしても質感が弱いファストファッションに少し生命力を与えているような感じもあり。
絨毯自体に味わいのあるタイプのものではなく(ある意味大量生産的な柄!)、
わざわざ見に行くことをおススメするようなものではありませんが、
圧倒される数なので、もしお近くにお立ち寄りの際は、H&Mの2Fまでちょっと足を延ばしてみてもいいかもしれません。。
(ちなみに他のH&Mの店舗がどうなのかは、見ていないのでわかりません。)


ついでに「H&M ペルシャ絨毯」とか検索をしていたら、
今年、H&Mのスペシャルショッパー及びノベリティのディレクションをされたという
佐藤利樹さんという方のサイトがヒット。
この方、DESIGNTIDEで、モノトーンのシルクのペルシャ絨毯(オリジナル制作の様子)を使った
インスタレーション作品を展示されていました。
タイトルは「Colorless」
おお、かっこいい。
モノトーンシルクのペルシャ絨毯もクール。
いつのDESIGNTIDEなのかわからなかったのですが、たぶん昨年なのかな。
ちょうど行かなかった年、そして最後のDESIGNTIDE。

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